骨粗しょう症を未然に防ぐ
骨粗しょう症の原因
骨粗しょう症は、
- 老化
- 栄養(カルシウム)不足
- 運動不足
- 過度な喫煙や飲酒などの不摂生な生活
- 閉経による女性ホルモンの減少
などが原因として挙げられます。
特に多いのが、閉経を迎える50歳前後の女性。
閉経によって女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下していき、新たに骨が生成されるスピードよりも、骨が溶けていくスピードが上回るとされています。
若い女性も注意が必要
骨粗しょう症というと、高齢な方をイメージされがちですが、実は若い女性の間でも問題視されているのをご存知でしょうか?
- 長期間に渡る偏食
- 極端なダイエット
など、若い方でも発症する可能性は十分にあり得ます。
骨粗しょう症の症状
骨粗しょう症は、
- 身体の重みで背骨が潰れる
- 背中が曲がる
- 背中が痛む(変形による圧迫骨折)
- 少しの衝撃(転倒)ですぐ骨折する
などといったケースを招きやすくなります。
骨粗しょう症のリスク
足の付け根の骨(大腿骨近位部)を骨折してしまうと、身体を支える機能が低下します。
骨粗しょう症になったことで体が弱ってしまい「要介護状態」になってしまう方も少なくありません。注意しましょう。
骨粗しょう症予備軍:チェックシート
40代以上の女性・60代以上の男性
- 猫背である
- 両親のどちらかが猫背である
- よく転倒してしまうことがある
- 屋外で過ごす時間少ない(1日10分未満)
- 運動不足である(1日30分未満)
- 関節リウマチと診断されたことがある
- 40歳を過ぎてから身長が3cm以上縮んだ
- BMIが標準よりも低い(19以下)
- 食塩を摂りすぎることが多い
- アルコールをたくさん飲む
- 喫煙している(もしくは喫煙経験がある)
女性の方
女性特有の症状
- 45歳以前に閉経した(45歳以上の方)
- 12ヶ月以上、継続して生理が止まったことがある
(妊娠期・閉経・子宮摘出のケースが除外) - 卵巣の摘出をした
→それ以降、ホルモン補充療法を受けている
男性の方
男性更年期障害
- 性欲の欠如
- テストステロンの低下による症状
・ED(勃起障害)
・抑うつ感、落胆、不安
・疲労感、記憶力や集中力の低下
・発汗やほてり
・睡眠障害
・関節や筋肉の痛み
検査方法・費用
骨密度測定検査(超音波法)
保険適用可
対象者 | 男女ともに可能 |
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検査方法 | 専用の検査機器に脚を入れて頂き、「かかと」の部分を両側から挟んで測定していきます。 ★ 数分間で検査は終わります。結果も直ぐにお伝えできます。 |
分かる数値(病気) |
など |
検査費用 | 保険が適用できます。 保険外で検査を行う場合は、検査料:1,500円(税込)です。 |
一般的に骨量のピークは、20~30歳頃と言われています。30代に差し掛かると、加齢と共に骨量が減少していくのです。
50歳になる前に、一度は検査をするようにしましょう。